「お財布の中がカードでパンパンになるのが嫌なのよね~。一体型のデビットカードに切り替えようかなー・・・。」
「デビットカードは、一体型と単体型ならどっちが便利なの???自分に合っているのはどっちのカードなのかわからない・・・。」
デビットカードには、キャッシュカード機能が付いている「一体型」のデビットカードと、デビット機能だけの「単体型」カードがあります。


デビットカードの一体型??単体型??なにそれー!それぞれどんなカードなの??

まだデビットカードを使ったことがないユキからすると、一体型や単体型のデビットカードと聞いても、どんなカードなのかまったくわからないわよね。

これからユキに合ったデビットカードを選ぶためにも、その一体型と単体型のカードについてお勉強しておきたい。

ここで、一体型と単体型それぞれのデビットカードの特徴をしっかりと教えていくわねっ♡任せなさい♪

自分に合ったデビットカードを選ぶためにも、ここでは、デビットカードの一体型と単体型について、メリットとデメリットを中心にくわしく解説していきますねっ♪
では、さっそく本題に入っていきましょう!
デビットカードにはキャッシュカードと「一体型」と「単体型」の2種類がある
デビットカードには、キャッシュカード機能とデビットカード機能がドッキングした「一体型」のカードと、デビット機能だけが付いている「単体型」の2種類があります。
一体型デビットカードの特徴

一体型デビットカードの特徴は、キャッシュカード機能が付いていることです。


カードの表面を見てもらえれば分かりますが、カードの挿入方向で決済の方法が異なります。
ATMに挿入する場合はVISAの「A」から入れないと、キャッシュカードとしての機能が使えません。
逆に、デビット払いや海外ATMで使う場合は、VISAの「V」から挿入しなければカードとして認識されません。
J-DEBIT機能も付帯している一体型デビットカードでは、「キャッシュカードのご利用」側からスキャンする必要があります。
このカードの向きは、まれにショップ店員さんでも間違える場合がありますので、自分のカードを挿入もしくはスキャンする向きでどんな機能が使えるのかを把握しておきましょうね^ ^
単体型デビットカードの特徴

単体型デビットカードは、その名の通り、デビット決済のみに特化したカードです。
カードの向きはVISAの「V」から読み取らせる必要があります。
このカードを使っても、ATMで現金を引き出すことができません。

現金を引き出す場合には、別にキャッシュカードが必要になりますので覚えておきましょう。
一体型と単体型のデビットカードをまとめてみた
現在、主流のデビットカードを一体型と単体型で分けて一覧表にしましたので確認していきましょう。
一体型デビットカード | 単体型デビットカード | ||
銀行名 | デビットカード名 | 銀行名 | デビットカード |
メガバンク | |||
三井住友銀行 | SMBCデビット | 三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ-VISAデビット
三菱UFJ-JCBデビット |
りそな銀行 | りそなVisaデビットカード(オリジナル) | みずほ銀行 | みずほJCBデビット |
地方銀行・都市銀行 | |||
福岡銀行 | 福岡銀行Debit+(デビットプラス) | 山口銀行 | 山口銀行ワイエムデビットJCBカード |
近畿大阪銀行 | 近畿大阪Visaデビットカード | もみじ銀行 | もみじ銀行ワイエムデビットJCBカード |
ネット銀行 | 北九州銀行 | 北九州銀行ワイエムデビットJCBカード | |
楽天銀行 | 楽天銀行デビットカード(JCB) 楽天銀行ベーシックデビットカード(VISA) 他 |
愛媛銀行 | ひめぎんJCBデビット |
ジャパンネット銀行 | JNBVisaデビットカード | 千葉銀行 | ちばぎんスーパーカード |
ソニー銀行 | SonyBankWALLET | 北洋銀行 | 北洋JCB-デビット |
住信SBIネット銀行 |
|
七十七銀行 | 77JCBデビット |
イオン銀行 | イオン銀行CASH+DEBIT | 琉球銀行 | りゅうぎんVisaデビットカード |
セブン銀行 | セブン銀行デビット付きキャッシュカード | 西日本シティ銀行 | 西日本シティ銀行NCBデビット-JCB |
こうしてみると、ネット銀行は「一体型」がほとんどです。
メガバンクでは三井住友銀行のみ一体型で、三菱UFJ銀行やみずほ銀行は「単体型」であることがわかりますね。
地方銀行は、銀行によって一体型、単体型が異なっていました。
使いやすさ重視なら「一体型」のデビットカードがオススメ!
使いやすさを重視するなら、1枚のカードで現金の引き出し、支払いができる「一体型」がオススメです。
メリットとデメリットをそれぞれ確認していきましょう。
一体型デビットカードのメリット
一体型デビットカードのメリットには次のようなものが挙げられます。
「カードがお財布の中でごちゃごちゃにならず、スッキリしやすい」
特に女子は、マツエクやネイルなどのポイントカードや洋服ブランドのポイントカード、病院の保険証や免許証など、とにかくカードが貯まりやすいですよね。

一体型なら、お財布の中身をスッキリさせやすく、スマートに使うことができます。

一体型のデビットカードなら、お財布を整頓させやすいわね♡
「1枚のカードでお買い物とお金の引き出しや、預け入れができる」
1枚のカードで「お買い物」と「お金の引き出しや、預け入れ」ができるため、カードをいちいち使い分けるのは面倒な女子にはピッタリです。

一体型デビットカードのデメリット
一体型デビットカードのデメリットは以下です。
「磁気不良などで使えない場合、キャッシュカードとしても使えない場合がある」
デビットカードにはICキャッシュカードと磁気キャッシュカードの2種類があります。
磁気不良が起こると、ATMから現金を引き出そうとしても、「このカードは使えません。」という表示が出て、カードを挿入することすらできません。
こうなると、カードを新しいものに換えてもらうしかありません。
カードはすぐに届くわけでは無いため、その間はお金が引き出せないというデメリットがあります。
「紛失や盗難時には不正利用だけでなく、口座の不正利用も起こり得る」
一番怖いのが、紛失時や盗難時です。
デビットカードは基本的にサインレスで、買い物が可能です。
そのため、悪意のある第三者が使おうと思えばカンタンに使えてしまうというデメリットがあります。

一体型の場合、デビット利用だけでなく、口座から現金を引き出される可能性もあります。
もちろん暗証番号があるので、カンタンに引き出されることはありませんが、それでも万が一ということもあるため、紛失したらすぐにカードの利用停止をしなくてはなりませんよ。
セキュリティが気になるなら「単体型」のデビットカードがオススメ!
セキュリティ重視なら「単体型」のデビットカードがオススメです。
デビットカード単体型のメリットとデメリットを確認してきましょう。
単体型デビットカードのメリット
単体型デビットカードのメリットは以下です。
「紛失してもデビットカードの利用を停止するだけなので、被害を最小限にできる」
一体型のデメリットである、紛失時の心配がありません。
カードの紛失に気づいたら、すぐにデビットカードの利用を停止して再発行してもらいましょう。

「磁気不良などで使えなくても、キャッシュカードが別にあるので現金の引き出しに困らない」
磁気不良でATMから現金を引き出せなくなった場合、一体型デビットカードでは新しいカードが届くまで口座の現金を引き出すことはできません。
単体型は、キャッシュカードが個別にあるため現金が引き出せないということがありませんよ^ ^
単体型デビットカードのデメリット
単体型デビットカードのデメリットは以下です。
「カードを2枚所持しなくてはならないため、財布がかさばる」
一体型デビットカードでは、1枚に全ての機能が入っているため2枚持つ必要はありません。
単体型はデビット機能しかないため、口座残高が少ない場合はキャッシュカードを使って入金しないとデビットカードが使えません。

「自宅にカードを置いておくことへの不安がある」
現金は使う予定にないからといって、自宅にキャッシュカードを置いておくことに不安を感じる人もいます。
万が一空き巣が入ったら?と考えると、一体型デビットカードの方が安心です。
海外現地通貨の引き出しは一体型でも単体型でもできる!
一体型、単体型に共通している機能として、海外ATMでの現地通貨引出しができることが挙げられます。

VISAの場合は、VISAマークか、Plusマークの付いたATMで現地通貨を引き出せます。

JCBの場合はJCBマークか、Cirrus(シーラス)のマークが付いているATMで現地通貨を引き出せます。
ただし、金融機関ごとに手数料などが異なるため、くわしくはデビットカード発行元の金融機関に確認しておいた方が良いです。
主要デビットカードの海外ATM手数料をまとめました(^ ^)
三菱UFJ-VISAデビット

一体型or単体型 | 単体型 |
海外ATM手数料 | 3.0%+VISA為替レート+110円(税込) |
三菱UFJ-JCBデビット

一体型or単体型 | 単体型 |
海外ATM手数料 | 3.0%+JCB為替レート1.6%+110円(税込) |
イオン銀行CASH+DEBIT

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 1.6%+220円(税込) |
SonyBankWALLET

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 無料~1.76%+220円(税込) |
住信SBIネット銀行Visaデビットカード

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 2.5%+ブランド毎のATM手数料 |
セブン銀行デビット付きキャッシュカード

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 3.0%+110円(税込) |
JNB Visaデビット

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 3.02% |
楽天銀行デビットカードVISA

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 3.024%+VISA為替レート |
楽天銀行デビットカードJCB

一体型or単体型 | 一体型 |
海外ATM手数料 | 3.024%+JCB為替レート |
セキュリティ万全!デビットカード初心者にオススメなのは「三菱UFJ銀行デビットカード」

年会費 | 初年度無料(2年目以降:1,100円税込) 以下条件達成で2年目以降も無料
|
ブランド | VISA・JCB |
一体型or単体型 | 単体型 |
還元率 | VISA:0.2%(キャッシュバック) JCB:0.3〜0.5%(ポイント) |
付帯サービス | VISA:ショッピング保険(海外)、不正利用補償 JCB:旅行傷害保険(国内・海外)、ショッピング保険(海外)、不正利用補償 |
三菱UFJ銀行が発行している三菱UFJ銀行-VISAデビットとJCBデビットは編集部イチオシの単体型デビットカードです。
ちなみに、わたしも三菱UFJ銀行デビットカードを愛用中です♡(ディズニーデザインに一目惚れ♪)


ユキもミッキーのカード持ちたーい(≧∀≦)
単体型カードではありますが、還元率や付帯サービスが優れており、メインで使えるデビットカードとしてオススメです。
年会費は初年度無料で、2年目以降1,100円(税込)がかかりますが、前年利用額が10万円以上orカード有効期限月の翌月1日時点で本人会員の年齢が15歳~23歳であれば、年会費が無料になります。
還元率はVISAがキャッシュバック0.2%、JCBがポイントバック0.3%~0.5%です。
還元率だけ見ると少し低いように感じますが、VISAのキャッシュバックは前年の利用金額に応じて最大0.3%まで、さらに誕生月には0.1%のボーナスキャッシュバック還元率が上乗せされ、最大0.4%までアップ可能です。
JCBは基本還元率が0.1%ですが、他有名ポイントに高交換率で換えることが可能です。
平均すると0.3%~0.5%、その他専用サイト経由で買い物をすれば、最大20倍の還元率も期待できます。
有名ポイントとの交換率は以下を確認してください。
交換先ポイント名 | 最低交換ポイント数 | 交換先ポイント数 |
キャッシュバック | 1 | 3 |
nanacoポイント | 200 | 1,000 |
楽天スーパーポイント | 200 | 800 |
WAONポイント | 200 | 800 |
Tポイント | 500 | 2,000 |
(らくらく自動移行コース) | 1 | 5 |
(好きなときコース) | 200 | 900 |
dポイント | 200 | 800 |
au WALLETポイント | 200 | 800 |
Amazonでのお買い物 | 500 | 1,500 |
楽天Edy | 500 | 1,500 |
JCBプレモカードへのチャージ | 200 | 1,000 |
ビックポイント(ビックカメラ) | 200 | 1,000 |
ジョーシンポイント | 200 | 1,000 |
ベルメゾン・ポイント | 200 | 1,000 |
スターバックスカードチャージ | 200 | 800 |
JALマイル | 500 | 1,500 |
ANAマイル | 500 | 1,500 |
ANAスカイコイン | 500 | 1,500 |
デルタ航空 スカイマイル | 500 | 1,500 |
セシールスマイルポイント | 200 | 1,000 |
JTBトラベルポイント | 200 | 1,000 |
ちょコムポイント | 200 | 1,000 |
カエトクカード | 200 | 800 |
ニッセンお買物券 | 200 | 1,200 |
地域経済応援ポイント(自治体ポイント) | 250 | 1,000 |
App Store & iTunes コード | 250 | 1,000 |
付帯保険も充実しています。
VISAデビットには「不正利用保証」と、「海外ショッピング保険」が付帯しています。
JCBには「不正利用保証」、「海外ショッピング保険」、「国内外旅行傷害保険」が付帯しています。

単体型デビットカードではありますが、キャッシュカードも嬉しい特典があります。
それはATM手数料です♪
三菱UFJ銀行は日本3大メガバンクの1つで、日本全国至る所に支店や直営ATMがあります。
デパートの中やショッピングモールのATMコーナーにはもちろん、病院や役場などの公共施設にも直営のATMが設置されています。

しかも直営ATMでは、朝8:45~夜21:00まで入出金にかかる手数料が完全無料で利用できます。
また、提携している金融機関も多いです。
提携先の金融機関ATMでは、朝8:45~夕方18:00まで入出金手数料が無料で利用できます。
提携先によっては入金ができない場合もありますが、かなりお得ですよね!
提携先金融機関を一覧表にまとめたのでチェックしてください。
<ATM入出金手数料8:45~18:00まで無料> | |
三菱UFJ信託銀行 | 中京銀行 |
徳島銀行 | 香川銀行 |
大正銀行 | イオン銀行 |
<ATM出金手数料8:45~18:00まで無料、預入は不可> | |
十六銀行 | 愛知銀行 |
名古屋銀行 | 百五銀行 |
JAバンク |
まとめ【デビットカードにはキャッシュカードと一体型と単体型の2種類がある】
デビットカードの一体型、単体型についてメリットやデメリットを中心に解説してきました。
今回のコラムのおさらいです。
デビットカードには、キャッシュカード機能が付いた一体型と、デビットカード機能のみの単体型があります。
デビットカードを発行している金融機関によって、一体型と単体型があり、ネット銀行のデビットカードはほとんどが一体型です。
一体型デビットカードのメリットは、
- カードがお財布の中でごちゃごちゃにならず、スッキリしやすい
- 1枚のカードで「お買い物」と「お金の引き出しや、預け入れ」ができる
デメリットには、
- 磁気不良などで使えない場合、キャッシュカードとしても使えない場合がある
- 紛失や盗難時には不正利用だけでなく、口座の不正利用も起こり得る
単体型デビットカードのメリットは、
- 紛失してもデビットカードの利用を停止するだけなので、被害を最小限にできる
- 磁気不良などで使えなくても、キャッシュカードが別にあるので現金の引き出しに困らない
- カードを2枚所持しなくてはならないため、財布がかさばる
- 自宅にカードを置いておくことへの不安がある
一体型、単体型に共通している特徴として海外ATMで現地通貨を引き出せるというものがあります。
手数料は金融機関ごとに異なるため、発行元の金融機関に確認してくださいね。
デビットカード一体型、単体型は一見するとそれほど重要じゃない検討材料です。
ですが、メリットとデメリットを知っておくことで、よりデビットカードの運用方法を工夫することができます。
安全に、お得にデビットカードを活用してくださいね♪
これからはじめてデビットカードを持つ方にとっては、一体型と単体型デビットカードのうち、一体どちらを選ぶべきか迷ってしまいますよね?